2010年の欧州債務危機をきっかけに、PIIGS諸国の一国として財政不安が取りざたされるようになったスペインですが、急激な景気回復を成し遂げました。しかしその景気回復を主導した政権に汚職疑惑が浮上し、今度は政情不安が生じています。波乱万丈のスペインをめぐる状況を見てみましょう。
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困難が続くスイス経済とその現状
記憶にも新しい2015年1月のスイスフランの急落(スイスフラン・ショック)をきっかけとして、スイス経済は低迷傾向が続いています。景気低迷のきっかけとなったスイスフラン・ショックは、どのようにして発生したのでしょうか。今回はスイス経済の概要と、スイスフラン・ショックについて見てみましょう。 続きを読む 困難が続くスイス経済とその現状
ユーロ経済の中心はドイツと語られる理由
統一通貨ユーロの導入により成立したユーロ経済圏ですが、ギリシャ債務危機やイギリスの離脱騒動などにより、その先行きは不透明感を増しています。
その中でも政治的・経済的中心と見られているのが、ユーロ経済圏有数の規模を持つドイツです。なぜドイツはEU・ユーロの政治的・経済的中心と見られているのでしょうか。
今回はEUとユーロ経済件の概要と、ドイツが中心と語られる理由について見てみましょう。
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ユーロを使わないもう一つの国。クロアチアの通貨
1991年と歴史が浅く、2003年にEU加盟を果たした新興国家であるクロアチアは、EU加盟国でありながらユーロを導入していない珍しい国の一つです。なぜ、EU加盟国でありながらユーロ導入に踏み切っていないのでしょうか。今回は、クロアチアの成り立ちとユーロを導入していない理由についてみてみましょう。
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イギリスのEU離脱で考えられる世界への影響
6月23日に英国で欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票がおこなわれます。このBREXIT(ブレグジット = イギリス:BRITISHと離脱:EXITをあわせた造語)問題はイギリス経済のみならず、世界経済にも大きな影響に与える可能性があることから、その動向に大きな注目が集まっています。今回はブレグジットに至る原因と過程、仮に離脱となったときに生じる影響について見てみましょう。
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イギリスがユーロを導入しない理由は?
なぜイギリスは独自通貨を維持しているのか
21世紀のはじまりとともに米ドルと並ぶ基軸通貨となるべく大々的に導入された欧州共通通貨「ユーロ」ですが、実はEU加盟国でも一部の国は未加入を維持しています。
その中でももっとも有名な国が、イギリスです。ではなぜイギリスはユーロを導入せず、独自通貨のポンドを維持しているのでしょうか。
2016年はユーロ安の見通しとなる理由
ユーロ低迷のきっかけはいつか
米ドルに次ぐ流通量の多さから為替市場で活発に取引されている欧州統合通貨「ユーロ」ですが、世界のアナリストたちの論調は一貫して「2016年はユーロ安の年になる」と予測しています。なぜこのような予測が出されるほどユーロは低迷しているのでしょうか。
ユーロ圏の経済活動の実態
ユーロ圏とはなにか
一口にユーロ圏と言うと、EU(European Union = 欧州連合)と同一の組織と思われがちですが、実はユーロ圏はEUと重なる範囲は多いものの、EUとは明確に異なるものとして認識されています。
いまも続く2010年欧州ソブリン危機とは
長く尾をひく2010年の欧州ソブリン危機
2016年はユーロ安になるというのが世界のアナリストの主流な見方ですが、その原因の1つと言われているのが2010年に発生して、現在でも解消されたとは言えない欧州ソブリン危機です。
直後に起こった中国経済の急減速や原油安に隠れて忘れられている気配すらありますが、危機の内容や現在の対策を見ておくことは、今後の予測に役立つでしょう。
為替取引におけるユーロの特徴や強み
欧州共通通貨「ユーロ」とはどのような通貨か
為替取引では米ドルに次ぐ取引シェアがあるユーロですが、どのような通貨であるかを一言で説明するのはそれほど簡単なことではないと思います。